チラシを印刷会社に頼む前に知っておきたいこと
チラシや名刺のデザインが完成しても、印刷会社に入稿するデータの設定が間違っていると差し戻されます。自分でデザインして入稿しようとしている方、またはデザイナーに頼む前に流れを知りたい方のために、基本的なポイントをまとめます。
塗り足しとは何か
印刷物は、大きな紙に印刷してから断裁して仕上げます。断裁のときに0.5〜1mm程度のズレが生じることがあるため、仕上がりサイズより3mm外側まで背景色や画像を伸ばしておく必要があります。これを「塗り足し」と呼びます。
塗り足しを設定していないと、断裁後に端に白い細い線が出ることがあります。背景が白い場合は目立ちませんが、色や写真が端まである場合は必ず設定が必要です。
CMYKとRGBの違い
モニターで表示される色はRGB(光の三原色)で表現されています。一方、印刷はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)のインクを重ねて色を出します。RGBで作ったデータをそのまま入稿すると、印刷会社側でCMYKに変換されますが、その際に色が大きく変わることがあります。
特に鮮やかな青(RGBの#0000FF)は、CMYKに変換すると暗く沈んだ色になります。デザインの段階からCMYKで作業するか、変換後の色を確認してから入稿することが大切です。
フォントのアウトライン化
使用しているフォントをアウトライン化(パス化)しておかないと、印刷会社の環境にそのフォントがインストールされていない場合、別のフォントに置き換わってしまいます。Illustratorでは「書式」メニューからアウトラインを作成できます。アウトライン化後はテキストの編集ができなくなるので、必ずデータのコピーを保存してから行ってください。
Pixel Cobra に印刷物のデザインをご依頼いただく場合は、塗り足し・CMYKカラー・アウトライン化の確認をすべてこちらで行い、PDF/X-4形式で入稿データをお渡しします。