ブランドカラーの選び方:直感だけに頼らないために
「好きな色でいいですか?」と聞かれることがあります。好きな色は大事な手がかりですが、それだけで決めると後悔することがあります。ブランドカラーを選ぶときに、デザイナーが実際に考えていることを整理します。
色が伝えるもの
色には、見た人が無意識に受け取る印象があります。青は「信頼・誠実・冷静」、緑は「自然・健康・穏やか」、赤は「エネルギー・情熱・緊急性」。これは文化によって多少異なりますが、日本市場では概ねこの傾向が当てはまります。
ただし、これはあくまで傾向です。「青だから信頼感が出る」ではなく、「このトーンの青と、この書体の組み合わせが、このターゲットに信頼感を与える」という文脈で考えます。
競合を見てから決める
ブランドカラーを決める前に、同じ業種の競合が何色を使っているかを調べます。競合と似た色を使うと埋もれるし、意図的に外すと差別化になります。どちらが正解かはケースバイケースですが、「なぜその色か」を説明できる状態にしておくことが大事です。
印刷とウェブで色は変わる
モニターで見ている色(RGB)と、印刷で出る色(CMYK)は異なります。特に鮮やかな青や緑は、印刷すると沈んだ色になりやすいです。ウェブと印刷の両方でブランドカラーを使う場合は、印刷での見え方を想定してカラーパレットを設計します。
Pixel Cobra では、カラーパレットをブランドガイドラインにまとめる際に、RGB値・CMYK値・HEX値の3つを記載します。社内で使う場合も、外注先に渡す場合も、この3つがあれば色がブレません。
色の話は、ロゴのヒアリングで必ず出てきます。「好きな色はあるけど、それでいいか自信がない」という方は、まずご相談ください。